事例508『筋交い金物施工忘れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は一日現場。
帰りも遅くなりそうなので、早めの発信です。
■(1)今回の事例________
「筋交い金物施工忘れ」
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◆写真解説
事例556のような筋交い端部の固定金物がない。
建築基準法違反。
故意ではなく、計2ヶ所付け忘れたようです。
◆内容説明
写真をよく見ないとわかりにくい事例。
特に筋かいの裏側に金物があると、未施工に気づきにくい。
何度か構造金物の付け忘れを紹介してます。
付け忘れが多い理由は、施工する金物の数が多く、
大工さんがうっかり忘れてしまうのと、
全数検査をしていないためです。
◆対策
全数検査するしかありません。
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■(2)編集後記
気になったニュースを紹介します。
(以下http://www.zenchin.com/news/2012/09/post-1215.phpより引用)
欧州最大の研究機関であるFraunhofer(フランフォーハー、ドイツ)が、
ヨーロッパでシェアを持つ主要な太陽光パネルメーカー13社のパネルを
使って行った実証実験が、波紋を広げいる。
「温度50度、湿度50%、1000V加圧」の条件下で、出力を調べたところ、
4社をのぞく9社のパネルで、わずか48時間のうちに出力低下が発生。
なかには、2%程度の出力しか出さないパネルもあったという。以前から
太陽パネル設置後、4年足らずで出力が下がってしまう事例が報告されて
おり、この原因不明の劣化を検証するために行った実験とされている。
実験に使用されたパネルは、欧州や中国といった海外メーカーを中心と
した13社。日本国内でも採用が進む海外メーカーの名前もあったが、実験
結果については、社名を伏せた状態で発表されている。
出力低下について問題がなかったとされる4社については社名が公表されて
おり、京セラ、シャープ、Q-Cells(ドイツ)、LG電産(韓国)だったという。
13社の中にふくまれた国内メーカーは京セラとシャープだけで、日本製は
いずれも「出力低下の問題はなし」とされた。
太陽光パネルは安いだけでなく、
メーカーをきちんと選んだほうがいいということですね。