事例520『木が真っ二つに割れた』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、午前中は車で豊川市へ、
その後、スタッフと別れ新幹線で静岡市へ行きます。
夕方バタバタしそうなので、出かける前に書いています。
■(1)今回の事例________
「木が真っ二つに割れた」
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◆写真解説
写真ではわかりにくいが、小屋束が乾燥により
真っ二つに割れている。
無垢の木にヒビは付きものですが、貫通割れはNG。
◆内容説明
躯体組立後、乾燥によりヒビが進行し割れてしまった。
木は乾燥するほど強度が増すと言われ、
多少のひび割れは問題がない。
ただ、このように完全に分離してしまうと問題です。
◆対策
小屋組(屋根構成部)は未だに未乾燥材を使用するケースが多い。
希な例ですが、乾燥材を使いましょう。
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■(2)編集後記
雨漏りで根本的な修理を行わず
雨が漏るたび小手先の修理でその場を取り繕うケース。
気づいたら10年経過し、保証が切れていたということもあります。
問題解決は、先延ばしにしないことが重要です。
また、築10年に近づいたら保証切れを意識しましょう。