耐震工事補助金
昭和56年以前に建てられた木造住宅の耐震診断を
行政が推進し、今でも行われています。
診断料は無料。
診断後、改修工事を行う場合は最大90万円補助金が出ます。
(市町村により多少金額が違います)
補助金が最大60万円から90万円に上がってから
毎年申し込みが殺到し、抽選などで対象者を決めている。
ここまでは、行政の期待どおりの内容ですが、
その後相当なキャンセルが出るようです。
キャンセルの理由は、予算オーバー。
抽選に当たった人は、実際に業者へ見積もりを取る。
そこで、予算オーバーになる人が多く、補強を断念する。
予算オーバーになる原因として
補助金などをもらう工事は、業者が高めに見積もりを出す傾向がある。
その他、建築士の計画、監理費が、仕事量に対し法外な60万円など
という例もあるようです。
これでは、補助金を90万円もらっても、何のお得感も感じません。
古い民間住宅の耐震化はかなり遅れています。
行政が単価や価格をコントロールするなど、
何らか新しい手を打って欲しいと期待をしています。
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