事例366『断熱材の濡れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
仕事が忙しくてジムをやめてから
運動を心がけるようにしているのですが
少し距離を伸ばして走って、膝関節を痛める。
スキーに行って足の筋肉を傷める。
水泳をして肩を痛める。
などを繰り返しています。
軽くやっているつもりで
どこかで無理しているようです。
■(1)今回の事例___________
「断熱材の濡れ」
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◆写真解説
某大手ハウスメーカーが、雨の日に躯体を組み立てた。
濡れても影響はないと言い切ったが、
壁断熱材上のシートに水滴が付いていた。
このままでは蒸発しないため、カビが生える。
シートを破り、乾燥を指示。
◆内容説明
工業化住宅のほとんどは、
工場から外壁パネルに断熱材が付いてくる。
そのため、雨で断熱材が濡れることを
施主さんは心配をする。
ここの現場監督は
「雨が降っても中は濡れない」と言い切った。
以前、同じこの会社の別の現場監督は、
「グラスウールは水を吸わないから濡れてもいい」
と言った。
表面には銀色のシートが張ってあり、
内部の断熱材は目視できない。
カビが生えて黒くなっても、バレないので
適当なことを言っているんでしょう。
◆対策
躯体の組み立てをずらすと、あとの予定が狂うために、
強引に雨でも強行する場合があります。
監督がダメなら、営業に強く言えば、
作業をやめるケースが多いようです。
また、言いくるめられないために、
検査を依頼するなら、業者に媚びない
会社、検査員に依頼しましょう。
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■(2)編集後記
私が前から思っていて、
最近の省エネ意識から思い出したことは、
「太陽光発電の設置費用は、なぜ横並びなのか」
ある、専門工事店の価格を調べてみると
日本製6社、中国製1社、カナダ製1社、
どれも、標準家庭用3KWの価格は約200万円弱で
8社の価格幅はたったの15万円。
TVなどの家電は、出始めは高く、
普及と共に値が下がる傾向にあります。
LED電球もそうでした。
ソーラーパネルも電気製品。
また、最近は中国製が多く輸入されているのに
価格が日本製と同じしくみも、
専門でないので、よくわからない。
僅かな補助金や、売電単価をUPをするより、
太陽光発電の価格が10年ほどで
元が取れるまでに下がれば、爆発的に普及するでしょう。
そうなると、原発は要らなくなる。
前資源エネルギー庁長官が、東電の顧問を辞めるなど
今回の原発事故で、電力会社と国の癒着、原発の利権が
明らかになってきている。
今回、世論的にマスコミが叩けるいいチャンス。
全て解明して欲しいですね。
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