事例365『フローリングのカビ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、検査に伺った現場で
スタッフが犬に足を噛まれた。
骨折など、今まで何度か大きな怪我を
している人で、心配しました。
ジーパンの上からだったのと
犬が「チワワ」だったため、
大したことにはなりませんでした。
■(1)今回の事例___________
「フローリングのカビ」
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◆写真解説
工事中、雨で濡れ、乾いていない
下地の合板の上にフローリングを張り、
上から養生をしたため、湿気がこもりカビが生えた。
◆内容説明
最近の木造住宅は、先に1階の床を組んでから
棟上げをする現場が増えています。
この方法は、長所、短所それぞれあり、
短所の一つに、屋根が出来上がる前に雨が降ると
床合板が濡れる事があります。
梅雨時などはよく問題となります。
多少濡れたくらいなら
よく乾かしてフローリングを張ればよいですが、
工期がなく急いでいると、大工さんが、
お構いなしに張ってしまうケースもあるようです。
下地の合板の湿気が、フローリングを通して上に抜け
養生で蒸発を遮断されるため、蒸れてカビが生えます。
1回カビが生えると、菌は殺せても
色は残るため、張替えになるケースが大半です。
◆対策
まずは養生をしっかりする。
養生しても、シートの隙間から
雨が入ることはあるので、
合板が濡れた場合は、しっかり乾燥をさせる。
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■(2)編集後記
紛争処理依頼がくると、
相手がどんな業者か知るために、
とりあえずホームページを見てみる。
今週、調べた2件の業者。
ホームページを見ると
家族みんなが会社を盛り上げていて
とってもアットホームな感じ。
また、過去建てたお客さんが
「頼んでよかった、満足です」などと
言っている感想も載っている。
表向きは羊のようですが、
皮を脱ぐと、その正体は「エゴ丸出しの狼」
トラブルになると、明らかに落ち度がある
にもかかわらず、非を認めない。
また、施主に話し合いの余地を与えず、
いきなり弁護士を入れたり、
書類を改ざんしてまで、主張を通す。
ホームページを広告業者などに依頼すると
当然、売れるためのサイトを作ります。
そうでなければ、外注へ出す意味もないです。
キャッチコピーなどはあくまで、
売り込みのプロが考えたもの。
内容と実態が違っても仕方ありません。
ホームページに載っている「社長の家族」、
「お客さん」まで、嘘つきのレッテルを貼られないように
真摯な対応を希望します。
どこの会社のことを言っているか、
公表できないのが残念です。
業者のブラックリストは、
いずれ社団法人AJIAのホームページで
公開することになるでしょう。
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