事例378『車載禁止のます蓋』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
17年前くらいに、新築の独身寮に住んでいて、
今日、その前を通ったら、解体工事をしていました。
たった20年弱で解体。
時代の流れで、必要のない建物になってしまった
と思うと、もったいない気がします。
■(1)今回の事例__________
「車載禁止のます蓋」
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◆写真解説
車載禁止のます蓋を、駐車場に使っている。
車の重さによっては割れることがある。
◆内容説明
写真は雨水のます蓋。
乗用車くらいでは、割れることはありませんが、
四駆など重量車が載ることも想定し、
基本は、車が載る部分は、強度の強い蓋を使います。
設計図書で指示しないことが多く、
設備屋さんが判断して施工している場合が多い。
◆対策
写真のように蓋には、はっきり「車載禁止」
と表示があり区別は簡単。
タイヤが載りそうな箇所は、チェックしましょう。
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■(2)編集後記
先週、欠陥住宅被害者からメールが2通届いた。
年に数回はあることですが、
同じ日に、2通届いたのは初めてです。
主な内容は
「○○ホームに人生を狂わされた。何とか仕返しできないか」
「裁判で、我が家の欠陥は、欠陥ではないと言われた」など
悲痛な内容で、何とかしてあげたい気持ちはあります。
しかし、裁判まで発展した状況では、難しいケースがほとんどです。
また、マスコミに公表したいと言っても
最近は裁判中の物件の取材は、まず受けてくれません。
工事開始から、当社に検査を依頼してくるお客さんは
有名メーカーで建てる人が多いです。
理由を分析してみると、
有名メーカーに依頼して、安心を買い。さらに、
有名メーカーの家でも、所詮は職人が現場で造るので、
念のために、自分側の第三者に検査を依頼して
欠陥を防ぐという慎重な考えを持っています。
このような方の場合、ほぼ100%、
紛争にまで発展することはありません。
やはり、事前の自己防衛が大事です。
予算的に有名メーカーに頼めなくても、
契約書類や図面を、自分側の専門家にチェックさせるなど、
契約前から慎重にすすめることで、紛争の予防になります。
お金をあまりかけなくても、必要最低限のことはすべきです。
何かあっても、消費者は保護されているから
大丈夫だろうという考えは、大変危険です。
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