事例354(シーリング目地幅ゼロ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今月20日に名古屋第二環状線、
高針~名古屋南間が開通します。
事務所は大森ICのすぐ近くにあり、
緑区、天白区、知多半島方面へのアクセスが
非常に便利になります。
■(1)今回の事例___________
「シーリング目地幅ゼロ」
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◆写真解説
サイディング工事。
カットミスにより、窓まわりのシーリング目地幅がゼロ。
防水性やクッションとしての役割を果たさない。
窓右はきちんと確保されている。
◆内容説明
サイディングなどの外装材は、
温度や湿度の影響を受け
目には見えない収縮をしている。
それを材料の端部で、防水性を兼ねて、
吸収するのがシーリング材。
製造メーカーなどのシーリング工事の基準は
幅8~10mm以上。深さ6mm以上。
写真は目地幅0。
職人がカットミスをして、そのままにした。
サイディングの上にシーリングを塗り、
目地幅があるように見せかけることが可能だからだろう。
見た目は誤魔化せても、触れば目地幅はわかります。
時々検査でやり直し、してもらっています。
◆対策
外装工事中に、気をつけて見れば
素人でも発見できます。
大手や有名メーカーは、窓まわりにも、
目地幅を確保する役物を使わせて
外装工事のミスを防いでいる。
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■(2)編集後記
昨日の夕方、自宅にリフォームの飛び込み営業が来て、
決定権のある私の予定を、かなりしつこく聞いてきたようです。
どんな営業をするか、仕事内容を隠して、
見てみたい気もします。
でも、100%依頼しないことは確実。
相手や自分にとって、時間の無駄なので当然やめます。
私は、訪問販売で物を買ったことはありません。
過去、一番断るのに苦労したのは、
前の事務所のとき、右翼と名乗る人が、本を売りに来た。
断るのに1時間くらいかかりました。
このような状況に遭遇したら、
相手が根負けするまで、はっきり意見を言い、
粘るしかないですね。
怖がっていると付け込まれます。
こんなことも以前ありました。
分譲住宅会社が欠陥の是正についての
打ち合わせの場に、ヤクザを同席させた。
不利な書類へのサインを強要してきましたが、
1時間以上粘り、サインせずに帰ってきた。
今の事務所は、玄関がオートロックのためか、
宗教の勧誘以外、いきなりの訪問者はいません
訪問販売が来にくい環境を作るのも大事ですね。
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