事例348(ブロック塀の基礎がない)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
名古屋は、屋根に雪止め金物を付ける家は少ないです。
今年のように、雪がよく降ると、
道路際など、配置状況に応じて付ける家が増えそうです。
■(1)今回の事例_____________
「ブロック塀の基礎がない」
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◆写真解説
5段積みの新設ブロック塀。
欠陥の疑いから壊してみると、
基礎が既設ブロックだった。
これでは基礎がないのと同じで、
重機で力をかけると、簡単に倒れた。
◆内容説明
全体にいい加減な施工をされて、業者と紛争に発展。
ブロックが倒れる前に壊した。
壊して地中を見ると、ブロックの基礎はなく、
既設のブロックが2段埋まっていた。
つまり、ブロックの自重だけで塀が建っている状態。
5段積みは高さ1Mになる。
基礎がなければ、地震などで倒壊することは確実。
これは無知でやったと言うよりは、明らかな「手抜き」です。
この工事は、何十年前ではなく、昨年おこなわれた。
未だにこんな業者がいることに驚くが、
珍しいことではない。
◆対策
家は何度も建てるものではなく、
業者の見極めが難しい。
悪徳業者のカモにならないように気をつけたい。
業者と利害関係のない専門家に
相談しながら、話をすすめることをお薦めします。
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■(2)編集後記
ネットの「掲示板」に書き込ている内容の
信憑性について、よく質問を受ける。
書き込みどおりの内容のものあれば
情報が古い場合がある。
例えば、現在は株式を公開し、対応も良い有名メーカーでも
会社の規模が拡大する過程でいろいろ無茶をし、
たくさんの犠牲者を出しているケースがある。
昔、被害を受けた人たちの悪い内容の書き込み、
最近、購入し満足している人たちの良い書き込みの
両方があると、何が何だか、わからなくなると思う。
判断に迷うときは私に、ご相談ください。
あなたが選んだ業者について、
「全てダメ」とか「対応が悪い」など
具体的に細かな内容を教えます。
※検査申し込み者以外は「有料対応」です。
有益な情報であるためご理解ください。
※当社は業者斡旋業務は行っていません。
どこかの検査会社、検査団体のように、
あなたが選んだ業者を全て否定し、
特定の業者や設計事務所を勧めたりしません。
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