事例386『断熱材のごまかし』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
先週から非常に暑くなりました。
これから3ヶ月、現場へ出る者にとっては辛い季節です。
現在、アシスタント的なスタッフの増員を考えています。
採用の際、意外とハードルになるのが
夏場の暑さ。
現場へも行ってもらうので、暑さ、寒さに弱い人、
日焼けや汗だくになるのが嫌な人は、当社に向きません。
■(1)今回の事例___________
「断熱材のごまかし」
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◆写真解説
天井断熱材。図面では2重敷を指示。
検査で1枚目をめくったら2枚目がなかった。
◆内容説明
省エネルギー対策等級4仕様が増え、
高断熱仕様の家が増えています。
最上階の断熱材の厚さが100mm2重
という仕様も、多く見かけます。
写真は、高性能グラスウール16K100mm2重の仕様
のところ、現場は1重しか敷かれていなかった。
うっかりミスなのか、故意かは不明。
◆対策
2重敷の場合は、下から見るだけではわからない。
実際にさわって確かめる必要がある。
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■(2)編集後記
エコポイント終了の影響か、震災の影響か、
わかりませんけど、現在、注文住宅の着工が多いようです。
景気がいい話しは、今の日本にとっては、良いことで
うれしく思えます。
私もこの影響で、新築検査が忙しくなると思っていたら
今月は、紛争関係の仕事が集中し、
現在もまだ、かなりの仕事を溜めています。
紛争は、すぐに解決すれば手離れは早い。
しかし、何割かは裁判などへ発展するため、
期間が長いお付き合いになり、件数も累積します。
最近の紛争になった時の業者の対応として
下記のように2極化していると感じます。
・過剰でも、施主が納得するまで補修に応じる業者
・欠陥が明らかでも、弁護士を代理人に立て、責任回避する業者
業者を選ぶときに、
どっちの業者なんだろうと、考えてみると良いでしょう。
大手や名古屋の会社で、知っている範囲でしたら
業者がどちらに属するか、お教えできます。
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