事例391『ドリフトピン抜け』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
暑い日が続きます。
事務所は意外と風が通るし、
奥行き1.5Mくらいのバルコニーのおかげで
日差しが中まで入らない。
湿度が高い日以外は、エアコンなしでも
扇風機だけで、なんとか過ごせます。
■(1)今回の事例____
「接合ピン抜け」
___________
◆写真解説
屋根を構成する母屋の端部の接合ピン抜け。
上の赤丸は社内検査時の印、
下は見落とした?
◆内容説明
木造住宅の金物接合部のピン抜け。
金物の説明はウィキペディアに詳しく書いてあります。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/ ドリフトピン工法
せっかくいい金物をつけても
このピンが抜けていたら意味が無い。
検査する立場からすると、
このピンが見にくい。
色をつけるなど、目立つようにすれば
施工忘れは、激減すると思う。
◆対策
全数検査したつもりでも、
今回のような見落としもある。
何重かで検査するとよい。
===================
■(2)編集後記
500年住宅 という本を読みました。
NPO法人 緑と水の協会編 成山堂書店
http://www.amazon.co.jp/dp/4425982215
本の内容を短く言うと
高耐久・エコ・コンクリート住宅。
コンクリート住宅を検討中の方は
参考になることが書いてあります。
100年、200年住宅などもあります。
設計も大事ですが、
一番重要なのは、メンテナンスだと思います。
古い木造のお寺などが、いい例で、
手入れすれば長持ちします。
100年、200年、500年。
こんな先まで設計、施工した人、
もちろん自分自身も生きていません。
ですから、先の保証は当然ありません。
実際に500年持つかは、疑問ですが、
今できる限りの高耐久設計をすることは
いいことだと思います。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
↓ポチっと応援、お願いします!
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai