事例394『床下断熱材の落下』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
最近、急な依頼が殺到しています。
・今日、明日来て欲しい。
・今日中に回答が欲しいなど、
トラブルは突然起きるので、仕方がないですね。
できるだけ、希望に沿っていきたいと思います。
■(1)今回の事例________
「床下断熱材の落下」
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◆写真解説
断熱材を、釘で支える簡易な留め方をしていたため
完成後、木の痩せや、振動によって多くが落下。
◆内容説明
何度か紹介している事例。
固定方法が簡易すぎたため、
完成後に、ほとんどが落下した。
これは、繊維系より、板状の断熱材で起きやすい。
断熱材に、専用の受け金具が付いている場合もあるが、
それでも、落ちているケースは多い。
工事中の検査で異常が無くても
経年変化で落下することがある。
完成後の初期に起きやすく、
1年点検などで確認するとよいです。
◆対策
受けを頑丈にすることで、
これは大幅に改善される。
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■(2)編集後記
「業者が開き直っている。説得して欲しい」
このところ、この手の相談が増えています。
明らかな瑕疵があれば、それも可能です。
ただし、明らかな瑕疵でも、素直に認めないのが悪徳業者。
大金を払うお客の言うことも聞かない悪徳業者が
契約関係のない、私の言うことなんて
素直に聞くわけがないです。
検査や裁判となれば、とことんお付き合いできます。
この手の業者とは、契約しないことが一番。
でも、それが最初から見抜けたら、皆苦労しません。
予防策として、トラブルに備え、
契約内容を、きちんとしておくことが大事です。
特に
・施工基準
・瑕疵担保の内容、期間
・瑕疵補修方法
などを、しっかり約款の内容に盛り込みましょう。
工事途中からでもいいので、
おかしいと思ったら、諦めないことが大事です。
諦めたらそれ以上の進展は、絶対にありません。
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