事例395『アンカーボルトのズレ』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
最近の雨の降り方は異常ですね。
一度、豪雨の最中に、雨樋が役割を果たしているか
見てください。
我が家の雨樋は、オーバーフロー状態でした。
もっと大きい物を付けておけばよかったと、
今になって思います。
■(1)今回の事例_________
「アンカーボルトのズレ」
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◆写真解説
アンカーボルトのズレ。
これだけを見るとNGです。
だだし、後ろのホールダウンボルトが、
役割をカバーするため、
もともと、不要なアンカーボルトである。
よって、これでも基準的には問題がない。
◆内容説明
アンカーボルトよりホールダウンボルトのほうが
直径も太く、コンクリートへの埋め込みも深い。
よって、受け持つ引き抜き力は、倍近く、
アンカーボルトの代用としては十分です。
フラット35の仕様書などにも、
ホールダウンボルトが取り付けられた場合は
アンカーボルトを省略できるとの記載がある。
とは言っても、余分に入れることは自由。
入れるからには、すべてのアンカーボルトが、
きちんとした位置に入ることが大事。
◆対策
未だに、コンクリート打設時に
アンカーボルトを入れている業者がいます。
(田植え式と言われている)
精度の問題からも、事前の正確な設置が必要です。
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■(2)編集後記
お客さんの興味を引くため、
家の性能や、会社のサービス内容など
ある程度、過剰表現することは、
どこの会社でもあると思います。
今週、関わった現場は、広告などの売り文句と、
実際にやっていることが、あまりに違いすぎる。
営業妨害や名誉毀損になるので、紹介できませんが
この場で、広告を出して、
どれだけ嘘を付いているか説明をすれば
呆れるか、ひどい嘘つきの内容に笑えます。
悪く言えば「詐欺行為」。
広告を見て家を買った人は、当然笑いごとでは済みません。
社長自身に、反省や悪びれた様子はなく、
集客したいがために、
広告が、どんどん誇大表現になってしまったようです。
今までこの会社は、何十件か建てているようですが、
初めて、この件について指摘を受けたようです。
素人は簡単に騙せても、プロの目はごまかせません。
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