事例396『基礎のズレ』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
分譲住宅の現場は、自分勝手な印象がある。
特に大手ほど、お客の都合を考えない。
また、悪徳業者も多い。
今日検査完了した、ここは違った。
大府市の東洋地所(株)。
真面目な会社でした。
■(1)今回の事例_______
「基礎のズレ」
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◆写真解説
基礎の位置がズレていて、土台がのらない。
基礎図面と、木躯体図面の不整合が原因。
◆内容説明
一定の間隔でない、寸法の部分で
間違いは起きやすい。
図面が間違っている以外に、
基礎屋さんが間違うこともある。
このような場合でも、
すべて基礎を壊して、やり替えることは難しい。
通常の是正方法としては、
この部分だけ、基礎を増し打ちします。
工事の祭、適当に施工されないように
注意が必要です。
◆対策
すべてが自動で連動する図面ソフトなら、
このようなミスは起きない。
そうでない場合は、アンカーボルトなど含め、
基礎図全体の整合を、確認しましょう。
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■(2)編集後記
新築住宅工事中の検査を、依頼してきたAさんが
業者から言われた内容。
「カノム」だけはダメ。
「うちと提携している第三者検査会社を紹介する」
こんなこと言われると、
余計に当社に頼みたくなるそうです。
何度か、やり取りしてわかったことは、
業者の知人の会社の完成済現場に、
私が検査に入り、いろいろ瑕疵を出した。
その後、紛争へ発展。私が出す書類に
いろいろ苦しめられた話を聞いたようです。
最終的には、Aさんが押しきり、これから検査に入ります。
同様の事例は、今年に入り、確か3件目。
業者に、厳しいことで警戒されることは、
第三者検査の会社としては光栄です。
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