事例398『石膏ボード 雑な穴あけ』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
先日の日曜日、渋滞を考慮し、
バイクで現場へ行った。
片道約150KMの90%が、高速道路でしたが
風を受けて走っていても、熱中症になりそうなくらい暑い。
普段なら、いっきに走れる距離ですが
途中、2回づつ休憩を取りました。
名古屋の夏は暑い。
職人さんよりはマシですが
検査をしていても、この暑さはこたえます。
(当社の夏期休暇8/12~16です)
■(1)今回の事例_________
「石膏ボード 雑な穴あけ」
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◆写真解説
外壁防火構造部のユニットバス室内側の石膏ボード。
道具を使わずに穴を開けたため、
大きく雑な穴になっている。
隙間が大きいと、防火上不利になる。
◆内容説明
普段、見えない箇所での、いい加減な施工例。
防火被覆箇所でなくても
このような施工は誰が見ても、丁寧とは言えない。
道具が手元になく、
ボードを手でちぎったのでしょう。
◆対策
今回の箇所は、
ユニットバスの天井点検口を開けると見える。
隠れてしまう箇所は、要チェックです。
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■(2)編集後記
大手企業ほど「コンプライアンス」=法令遵守
と言いながら、実は守れていないことが多い。
法律条文は、いつも思うのですが、難解です。
また、基準もいろんな解釈ができる。
だから、大手企業は、法の解釈で、何とでも取れるものは
自社判断または、自らが出資している民間検査機関に
都合が良い方へ判断させている。
チンピラのような業者なら、とっくに嫌がらせが入るくらい
このところ、数社の大手企業にツッコミを入れました。
瑕疵の論争になったとき、
大手企業に技術資料の提示を求める。
先日見たものは、私が持っている法の解説書と、
意味合いが違う部分が、何箇所かあった。
つまり、独自に解釈している。
社会が混乱するといけないので
具体的な話は、現時点で公表できませんが、
タマホームや一建設など、大手の半分以下の値段で
家を建てている会社でも、安全上施工していることがやれてない。
値段が高いのだから、それくらいは施工しろと言いたい。
大手が好き放題できる理由の一つに、
確認申請や認定業務を、民間が行っていることがある。
大手ハウスメーカーは、役所へ確認申請を出さないし、
中間検査もない家がほとんど。
認定制度も、国の抜き打ち検査で、
サッシの防火偽装が出るなど信頼がおけない。
現状、指摘されなければ「よい」という状態。
大手企業相手は、私だけでは手におえません。
社団法人AJIAの方で、処理していくつもりです。
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