事例399『屋根たるき 相互の接合金物付け忘れ』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
明日から夏期休暇のため、
今回は木曜日発行です。
休み明けすぐ、
大工さん相手にセミナーをします。
過去、たくさんセミナーをしましたが、
職人さん相手は、初めてです。
私が、大工さんに伝えられることは何か
休み中に、話をまとめたいと思います。
(当社の夏期休暇8/12~16です)
■(1)今回の事例__________
「屋根たるき 相互の接合金物付け忘れ」
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◆写真解説
ツーバイフォー、屋根梁方式の小屋組。
頂部のたるき相互の接合金物が施工されていなく、
緊結状態が十分でない。
◆内容説明
今回の例は、一部分だけの施工忘れ。
ツーバイフォーは、金物や釘を多く使うため、
このような忘れが生じやすい。
構造的に重要な部分だけに
忘れがあってはいけない。
◆対策
完成済の検査で発見。
きっと社内検査などが、ザルなんでしょう。
対策はやはり、全数検査をきちんと行う。
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■(2)編集後記
このところの検査で、
大修理・補修が必要な家が、多く出ている。
施工に原因があるので、
業者が直すのが、当たり前なんですが、
完成済の家の場合、注意したい事があります。
それは、修理、補修費が高額になると
業者が逃げる確率が高くなる。
特に、弁護士が代理人として出てくると
・時効です。
・瑕疵はない。
となど主張し、責任回避します。
いつも依頼者に言われることは、
「買う前に、当社を知っていればよかった」
宣伝不足を痛感しています。
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