事例402『ユニットバスの支え』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
直木賞受賞作「下町ロケット」
CMが流れるなど、かなり宣伝しています。
少し前に購入したのですが
400ページもあり、読むのを後回しにしてました。
しかし、読み始めると、一気に読めます。
フィクションですが、
大手企業の体質については、かなり同感できます。
■(1)今回の事例_________
◆写真解説
ユニットバスの脚の支えが、コンクリートブロック。
高さ調整に安価な材料を調達。
空洞部が多いため、当然弱く、破壊する恐れがある。
◆内容説明
住宅メーカーは違いますが
2日続けて、検査で発見。
ユニットバスメーカーは同じ会社です。
このコンクリートブロクを見て、思い出すのが
「空手の試し割り」
この面だから割れる訳で、
コンクリートブロックは、本来
一番弱いこの向きでは使いません。
もちろん、ユニットバスなど重量物の支えには
適しません。
このメーカーのユニットバスは、
今まであまり見たことがありませんでした。
東北の大地震で、工場に被害がなく
他メーカからの乗り換えで、需要が増えたようです。
そのため、職人指導が徹底していないのか
高さが合えば何でもいいと、
安い材料で、仕上げてしまったと思う。
本来は、束石など、コンクリートの塊を
使わなければダメです。
◆対策
製造メーカーの見解は、試験で安全を確かめた。
衝撃に対して試験しているかは不明です。
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■(2)編集後記
このところ、多くの欠陥住宅を摘発しています。
そのまま、裁判へ移行するような物件もいくつかあり
忙しさが増しています。
また、検査を厳しくやっていると、
お客さんが、友達を紹介してくれたりするので
新築の検査も忙しくなっています。
業務が増えていくことに対応するため
来月、社員募集をします。
リクルート系の求人誌に載せる予定です。
以前も書いた覚えがありますが、
なかなか、仕事の内容や条件から、
こちらが希望する人が申し込んで来ない。
それでも今回は、条件の幅を広げ、応募者を増やし、
その中から慎重に選ぶ予定です。
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