事例404『珍しい雨漏り』
こんにちは住宅検査カノム の長井です。
事務所の1階には、大家さんが住んでいて
常駐管理をしているので
防犯上など非常に安心しています。
その大家さんが猫を10~15匹くらい飼っている。
猫は、大家さんだけには懐いていますが、
その他の人に対しては、近寄ると逃げていく。
だから、私やスタッフも、触ったことは1度もない。
大家さんはそのことを知らないらしく、最近
掲示板の近くに、「猫と遊んでください」と、
「ねこじゃらし」を置いた。
当然、使うことはないでしょう。
■(1)今回の事例________
「珍しい雨漏り」
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◆写真解説
玄関ドア枠の横下から水が出ている。
下から出てくる水の判断は難しい。
◆内容説明
よくある、上から漏れているものではなく
下から湧いたような例。
実際に現場を見て、水を掛けたりしたが
100%原因を断定することは出来なかった。
最終的な処理として、外側の玄関ポーチ側から
水が、侵入している可能性が高く、
疑いがある箇所を防水措置した。
◆対策
設計や施工時、玄関の土間部分の防水について、
通常、あまり気にしない。
雨が降り込まなければいいが、
雨が多く当たる場所では、
土間の下地、玄関ドア下部の防水を
考慮したほうが良い。
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■(2)編集後記
今日の朝刊の小さな記事に目がとまりました。
愛知県は29日、積水ハウス名古屋シャーウッド住宅支店
一級建築士事務所を、建築士法に基づき9月1日から
3ケ月15日間の閉鎖の監督処分とした。
愛知県によると、同事務所は住宅密集地の防火地域内で、
本来設計しなければならない耐火建築物ではない木造
建築物を設計したとして今年5月、国から3ケ月の業務停止
を受けた。
この違反は、積水ハウスだけに限ったことではない。
大手は、防火性能の内容を、傘下のような
外壁防火関連のNPOに解釈をさせて、
間違っていても、正しいと言う会社が多い。
中小の業者では、基準を知らない会社が多い。
防火違反は、最近の検査で、かなりの確率で指摘をする。
見せしめに、最大手の積水を処分したにしては
記事が小さく、TVニュースにもなってない。
もう少し、大きく報道されると、
防火関連の工事がきちんとすると思う。
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