事例407『ケミカルアンカー』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
単発の雨漏り調査などで、バタバタし
書類、メールの返事がやや遅れぎみです。
昨日今日、移動距離が長く
今日、ガス欠しかけました。
岐阜から愛知県の吉良町までの100KM弱、
名古屋高速や国道のバイパスを通ったら、
ガソリンスタンドが、途中1件もなかったためです。
■(1)今回の事例________
「ケミカルアンカー」
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◆写真解説
ホールダウンボルトの下(矢印部)に液体が出ている。
これはケミカルアンカーの接着剤が溢れたもの。
事前にセットし忘れたため、
こっそり接着剤でボルトを入れた。
◆内容説明
この工程から検査に入った。
土台(木)がのっているため、見落とすとこでした。
基礎図面が間違っていて、入れ忘れたようです。
ケミカルアンカーは、きちんと施工をすれば
十分な引き抜き強度が出るため、
耐震補強工事など、既設の建物の工事で重宝されます。
ただし、新築ではイレギュラーな工事。
コンクリートを流し込む前に
アンカーボルトなどを入れておくことが基本です。
新築で仕方なく施工する場合、
専門業者による施工+引き抜き試験を
条件に付けることをお薦めします。
◆対策
基礎図面のチェック及び、
コンクリート打設前のチェックが大事です。
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■(2)編集後記
呆れてしまう現場監督の発言を紹介します。
今回は有名メーカーの社員Aさん
検査に立ち会わないため、顔を見ていません。
年齢は多分20代半ば。
私が躯体構造検査で、3項目ほど基準法違反を指摘。
それを知った施主さんが、Aさんへ文句を言った。
「社内検査と瑕疵保証検査は何を検査している」と
このあとに、私へ下記のことを
Aさんが電話で言ってきた。
「当社は社内検査が厳しいと、パンフレットなどに記載している。
おたくのせいで、お客さんからの信頼がなくなった。
なぜ、指摘をそのまま報告するんですか」
Aさんは当社が言いなりになると
勘違いをしていたようです。
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