事例412『アンカーボルトのずれ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
朝、高速道路の事故渋滞から予定が狂い。
今日はまだまだ、仕事が片付きません。
タイトなスケジュールが数日続きます。
■(1)今回の事例________
「アンカーボルトのずれ」
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◆写真解説
大手ハウスメーカーの現場で発見した、
アンカーボルトの不備。
位置がずれたので、曲げてそのまま放置。
これでは基礎との接合が不十分。
◆内容説明
築10年の中古住宅の検査で発見。
同じような箇所が他に2ケ所あり。
基礎と鉄骨躯体をつなぐアンカーボルト。
これでは、何の意味もない。
10年前も、今でも、検査体制はさほど変わらない。
床下など、あとから見えな箇所は
ミスを放置されやすい。
◆対策
中古住宅を買う前の検査でした。
保険と絡めたような、簡易な検査ではなく
細部まで検査して買うことが重要です。
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■(2)編集後記
「怒り」を抑える、消す。
この手の本がたくさん出ています。
「怒りは、得しない」
過去、短気だった私もそう思います。
(昔はまたか、と言われるくらい事務所や現場、空手の試合中など、
そこら中で喧嘩してました。スタッフには今も、短気だと言われますが)
瑕疵調査後の話し合いにおいて、
依頼者から、こんなことを言われることがある。
「業者と喧嘩してください」
昔のヤクザのような役割を期待されても、
はっきり言って困ることがあります。
その理由は、悪徳業者相手ならともかく、
前向きな歩み寄りの意思のある業者に対し
専門家の立場である私が、喧嘩腰になると、
まとまる話も、まとまらなくなるからです。
会社の儲けだけ考えれば、揉め事を煽り、
すぐに解決しないように長い時間、関わることが理想でしょう。
また、勝つ見込みが薄くても、強く裁判を勧める。
そして、長期化させて、あれやこれやで、業務を追加すれば
売上が上がります。
依頼者にしてみたら、業者は全て悪徳に見える。
怒り気持ちはわかりますが、
最大限、有利な条件を引き出すため、
交渉ごとは冷静さが大事です。
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