事例417『補強筋のかぶり不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
長期間、過密だった現場の予定が一段落。
今週、来週は東名の集中工事中。
できるだけ、東名を使う方面への検査が出ないことを祈りつつ、
手が付けられなかった、事務内での仕事を片付けています。
■(1)今回の事例___________
「補強筋のかぶり不足」
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◆写真解説
配管補強筋のかぶり不足。
補強筋でも、6CMのかぶりを確保しないといけない。
◆内容説明
配管スリーブで鉄筋を切断した箇所。
その部分を補強するために入れた補強筋が、
形状が大きすぎて、地面との距離が取れていない。
鉄筋屋さんの仕事が終わっているため、
設備屋さんが、補強筋を入れるケースが多い。
設備屋さんは、鉄筋を曲げるなどの加工する道具を
もっていないため、加工済のものを使う。
うまく形状が合わなくても、そのまま施工するために、
写真のようにかぶり不足になる。
◆対策
工程の段取り的に、調整が難しい部分。
配筋の検査で確認し、ダメな場合は、基礎屋さんに直させる。
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■(2)編集後記
工事現場では、着用が当たりまえのヘルメット。
しかし、住宅の現場では意外と、着用率が低い。
かっこ悪い、うっとうしい
などの理由で、かぶらない人がいる。
車のシートベルトのように、
ルールで決められ、万が一の危険に備えるもの。
決められたルールを守れないような人は、
仕事でもルールを守れないと、見なされても仕方がない。
だから、着用していない職人を見ると、
現場や工務店のモラルの低さを感じてしまう。
私は、ヘルメットをかぶる癖が付いているので
ヘルメットなしで、足場を歩くことに危険を感じます。
しかし、電車で検査に行くときは
このヘルメットが、かさばる。
カバンに入れずに手で持って、電車に乗る勇気もありません。
そこでいいものを見つけ購入しました。
安全基準もクリアしています。
たたむと、ノートパソコンくらいの薄さです。
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