事例419『床下点検口の断熱』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日、健康診断を受けました。
忙しいと、つい先送りしそうになりますが、
身近で、ガンになった人がいたので、
今年は意識が違いました。
それにしても、バリウムは、あとの始末が悪い。
お腹の調子が夜まで悪かったです。
ガンになった人のブログ
http://blog.livedoor.jp/aoyamaburogu/
■(1)今回の事例___________
「床下点検口の断熱」
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◆写真解説
高断熱仕様の家なのに、床下点検口蓋に断熱材がない。
断熱材は、隙間なく施工することが基本です。
◆内容説明
長期優良住宅、フラット35Sの仕様で当たり前になった
「省エネルギー対策等級4」
ある有名メーカーの現場で、
この仕様を選択しているにもかかわらず、
床下点検口に断熱材がなかったり、
その他、床下断熱材の隙間も多数あった。
検査で指摘すると、「当社はこれで認定を受けている」とか、
「計算値で問題がないことを確認した」などという
答えが返ってきて、修理する気はない。
検査で見ていると、
ローコストメーカーほど、基準を忠実に守ろうとし、
大手ほど、勝手な解釈で仕様を落とす。
知識があるわけですが、、買う側からすれば、
そんなことに、知恵を働かせて欲しくないですね。
このメーカーは、営業的なブランドづくりに一生懸命。
些細な品質をいい加減にしているようでは
所詮、本物のブランドではない。
◆対策
断熱性能への影響からすれば、わずかなもの。
と割り切れない場合は、
あらかじめ設計図書で、仕様を確認すべきです。
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■(2)編集後記
先日、確認申請の完成検査と一緒になった。
たまたま、施主さんも居て、
興味があるということで、施主さんは完成検査員に付いて歩いた。
検査員は図面を開きながら、各部屋を見ただけ。
時間にしたら、約5分で完了。
施主さんの感想は
「あんなに簡単な検査だとは思わなかった。
完成検査料32.000円の価値はない」
法律で決められた制度で、施主さんにしてみたら、
きちんとしているというイメージが、強かったようです。
昔、このあたりの事情をよく知っているお客さんが居ました。
その方が言うには、
やってもやらなくても、同じ検査。
検査済証の紙切れが要らないなら、お金の無駄だからやらない。
皆が、そのように思い始めたら、
確認検査制度は、良くなる方へ改善されるでしょう。
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