事例422『ホールダウンボルトの切断』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
一部で、大工さん不足などの話を聞きます。
確かに、どこのメーカーに話を聞いても
忙しいという返事が返ってきます。
この状況が今後も続くと思えないので、
忙しさが一息付くのは、もうそろそろでしょうか。
■(1)今回の事例___________
「ホールダウンボルトの切断」
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◆写真解説
ホールダウンボルト。
先に埋め込んだが、長さの間違いに気づいたため、
カットすることで、ごまかそうとした。
◆内容説明
ベタ基礎、2回目のコンクリート打ち前検査での指摘。
埋め込み深さ確保のため、ホールダウンボルトを、
先に埋め込んだ。
しかし、埋め込み深さの間違いに気がつき、
基礎が完成したら分からないように、
途中をカットし、調整した。
当然埋込み深さが不足し、引き抜き力が劣る。
◆対策
コンクリートを打ってしまうと
見えなくなるものは、たくさんある。
打設前の検査が重要。
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■(2)編集後記
先日お客さんに、こんなことを言われました。
「長井さんが書いた書類は、間違っているのか?」
このいきさつは、お客さんが欠陥検査の報告書を添えて、
相手業者に修理・補修費用の請求を出した。
その回答が、「瑕疵はないので応じられない」だったそうです。
お客さんは、専門的な事が分からないので
そう言われると、報告書が間違っているんだと、思ったそうです。
紛争において、相手に認める気がない場合は
・時効だ。
・瑕疵はない。
などの、全否定から始まります。
内容が正しい、間違いに、かかわらずです。
認めてしまえば、責任を取らされるから
嘘でも、そう言ってきます。
時効だ、瑕疵はないと、言わせないためには、
早期の行動。
できれば、工事中にチェックしておくことが大事です。
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