事例425『壁内の湿気』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
しばらく休みが無い状態が続き、
少しでも気分転換できないか、考えていたところ
先日、急に検査のキャンセルが出て、半日時間が空きました。
この時間、書類を処理する時間にあてると、あとが楽ですが、
思い切って、愛車の大型オフロードバイクで、長野県の山へ出かけました。
服装は、防寒ウエアの下に、さらにダウンを着込むなど、
真冬の装備で出かけました。それでも、
標高1000M付近は寒く、体が芯から冷えきってしまい、
現在も、風邪気味です。
途中は、ほとんど紅葉していませんが、
2000Mを超える山の紅葉は、綺麗でした。
■(1)今回の事例___________
「壁内の湿気」
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◆写真解説
コンセントBOX、ビスのサビ。
壁内が湿気ているために発生した。
木が腐る恐れがある事例。
◆内容説明
壁内の湿気は、木を腐らせたり
鉄部をサビさせる。
ビスのねじ山部分は、サビやすく、
壁内結露などの有無を、確認する方法の一つです。
昔のスカスカの家なら、湿気は滞留しない。
最近は、長期優良住宅やフラット35Sの普及により
気密が高くなる傾向にある。
湿気を取り込んでしまい、逃げ場がない構造になっていると
壁内が湿気る。
◆対策
結露やカビの問題は、現在でも多く発生しています。
設計に問題があることが多く、
我が家が、実績のない、新しいものの実験台に
ならないように注意したい。
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■(2)編集後記
今週は、欠陥住宅で紛争中の方からの
相談電話が多かった。
原則、紛争に関する電話無料相談は、お断りしています。
料金を取り、相談で儲けたい、わけでありません。
いきなりの電話では、状況を把握できていなく、
間違って内容を捉えられると、困るからです。
それでも、助けを求めてきた人に
冷たい対応はできないので、少しは話を聞くようにしています。
また、電話相談だけでなく、新築、入居後問わず、
何かあってからの依頼が多い。
最近、20代前半の方が、新築検査を申し込んできた。
働き始めてまだ数年、予算的に余裕があるわけではないのに、
多めの回数を申し込まれました。
話を聞くと、この方は身内が欠陥住宅を掴んでしまった経験があり
・あてにならない、業者寄りの第三者機関
・まったく機能していない建築士の監理
・完成してからでは手遅れ
など、業界をよく理解されている。
こんな方たちばかりなら、欠陥住宅をつかむ人は減るでしょう。
情報発信の一つとして
社団法人AJIAのHPで、欠陥住宅の動画が見れます。
http://www.ajia.or.jp/tv.html
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