事例430『梁の未固定』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の中古住宅検査。
床下で蛇の抜け殻を発見。
新しいものではなかったため
すでに蛇は、床下にはいないようでした。
ゴキブリや巨大な蜘蛛はよく見るため
何とも思いませんが、大きな蛇は嫌ですね。
もし、床下で蛇に遭遇しても、
狭いので身動きが思うように取れません。
今後も遭遇しないことを願います。
■(1)今回の事例___________
「梁の未固定」
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◆写真解説
通し柱に接合する梁、
固定ボルトのナット締め付け忘れ。
誰かが気づかないと、固定されないまま完成し、
大地震時にこの部分が抜ける恐れがある。
◆内容説明
原因は、付け+締め忘れ。
役所や保険の検査では、ボルト類まで細かくは見ない。
そのため、ナットが無くても、緩んでいても
そのまま完成することが大半です。
また、現場を眺めているだけでは、
気がつかないものです。
◆対策
梁など構造部の緊結は、非常に重要。
全数検査が必要です。
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■(2)編集後記
先日見た「積水ハウスの現場」。
トラック1台の荷卸のために
交通整理員が来ていた。
幹線道路でもなく、駐禁でない道路ですが、
一時的でも路上駐車の迷惑を考え、
交通整理をさせているそうです。
また、職人用に駐車場も、数多く借りていました。
もちろんこれは、家の値段が高く、
経費を多く使えるメーカーだからできることです。
もしかしたら、「さすがは積水ハウスだ」と思わせる、
近隣への宣伝効果も狙っているかもしれません。
細部にまで気を使えるということは
良いことだと思います。
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアの活発化により
住宅メーカーも今後、いろいろな人へ気を配るようになるのでしょう。
ただしこの現場、日曜日に工事して
騒音で近隣に迷惑をかけたそうです。
末端の職人には、会社の思いが伝わってないようですね。
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