事例432『筋かい金物未固定』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 「建築業界は、こんなにいい加減だと思わなかった」
 
 最近聞いた、お客さん言葉が頭に残っています。
 
 
 建築士、施工業者・・・皆いい加減。
 
 確認検査機関、瑕疵保証検査会社、NPO○○の検査組織も
 全ていい加減。
 
 
 結局、職人の当たり外れが、品質を左右する。
 
 
 
■(1)今回の事例___________
  「筋かい金物未固定」
 __________________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-筋かい金物
 
 ◆写真解説
 
 筋かい金物のビス、施工忘れ。
 柱と筋かいが無固定状態。
 
 
 ◆内容説明
 
 この部分の施工の手順として
 1、柱と金物をビスで固定。
 2、筋交いを設置。
 3、筋交いと金物をビスで固定。
 
 つまり、3番目の作業が抜けています。
 
 早く施工するのも「技術」だと、
 大半の職人さんは思っています。
 
 早い=自分の儲けにつながる。業者、お客さんにとっても、良い。
 
 しかし、このような単純ミスが急ぐと起きやすい。
 
 
 ◆対策
 
 「のんびり作業する」
 
 職人の性格によっては無理な話。
 
 やはり全数検査しかありません。
 
 
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■(2)編集後記
 
 電話がかかってきて、「○○です」と言われても
 誰かわからないことが多い。
 
 過去のお客さんなのか、初めてかけてきた人なのか
 声だけでは判断できません。
 
 特に「鈴木です」、「佐藤です」とだけ言われると
 思い出すことも諦めます。
 
 
 年間、新規に150名ほどのお客さんを受け持ち、
 今までの累計は1400名を超えています。
 さらに、業者の担当者も入れると情報の数は膨大です。
 
 
 苗字だけですと、分かりにくいですが
 「△△市の○○です」と言われると、ほぼ分かります。
 
 さらに、「□□ハウスで◎年前に建築した、△△市の○○です」
 と言われると100%分かります。
 
 こちらから「どちら様ですか」と聞くのも、気まずいので
 上記のような電話のかけ方をしていただくと、大変ありがたく思います。
 
 
 
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