事例436『表面上分からない シロアリ被害』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の予定3件は、全て自宅付近の現場。
家から直行予定で、出発前に自宅で書いています。
年末の休みまであと1週間ほど。
明日は、大規模の建物調査があり、
まだまだ気が抜けません。
■(1)今回の事例___________
「表面上分からない シロアリ被害」
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◆写真解説
木造住宅の床束。表面上は分からないが、
内部はシロアリに喰われ空洞化している。
◆内容説明
叩くと軽い音がしたので、マイナスドライバーを刺したら
中が空洞だった。
床下は、換気孔から光が入るため、
光を嫌うシロアリは、表面を喰わないようです。
床下で、シロアリの有無を調べる時は、
木材を叩いてみることも重要です。
◆対策
シロアリ被害を防ぐには、
定期的に検査をして、早期発見すること。
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■(2)編集後記
11、12月は、完成現場が多かったです。
忙しくなると、仕上げ工事も雑になる?
実際はそうでもなく、先週あたりは1年を通じ、
きれいに仕上がっている現場が多かったです。
「傷や汚れは、仕方がない」
過去、建築業界では当たり前の考えでした。
今でも、そう思っている人、
実際に口に出して言う人は、未だにいます。
断熱や構造など、建物の性能の向上に伴い、
細部の施工精度も重要になっています。
仕上げをおろそかにする姿勢は、見えない壁内など、
他の部分もきちんとしていない可能性が高く、注意が必要です。
業者の見極め方の一つ、
「完成時、私が傷、汚れを検査する機会はあるか」と聞く。
「ありません」とか
「30分でお願いします」
などの回答は、品質を重要視していない事が分かります。
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