事例334(小屋裏換気なし)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、新聞記者から取材を受けました。
実名を出して、いろんな実話を紹介。
消費者を裏切っている業者へ忠告します。
同じこと繰り返していると、実名で報道されますよ。
■(1)今回の事例_________________
「小屋裏換気なし」
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◆写真解説
小屋裏換気のための換気口が塞がれている。
小屋裏換気は長期優良住宅、フラット35の仕様で
換気量が決められている。
◆内容説明
小屋裏は夏場、温度が高くなる。
また、室内の湿気も集まりやすく、木部の腐朽や
結露の可能性があることから、換気が必要です。
しかし、フラット35や長期優良住宅を選択しない限り
義務はなく、施工をしないケースも多い。
家の耐久性に関係する重要なもの
確実に施工したいものです。
(※屋根断熱の場合、小屋裏換気は不要です)
◆対策
これら耐久性に関する基準は、
フラット35の仕様書に詳しく書かれている。
フラット35を利用しなくても
この仕様書に沿った施工を、契約前に約束する。
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■(2)編集後記
欠陥住宅を建てた業者がよく言う、言い訳。
「役所の検査は、合格している」
姉歯マンション事件の裁判で、
ほとんどの行政と民間検査機関が責任を逃れている。
比較的厳しく検査されている
マンションやビルでこうだから、
審査が甘く、特例で構造審査がない
2階建ての住宅などは、もっと責任がないでしょう。
役所の検査に立ち会えば、
素人でも、その簡単さに驚きます。
前にも紹介しましたが、
当社の女性スタッフに話しかけ、
現場内を確認せずに帰った検査員もいる。
この現状を踏まえると
役所の検査が合格しているからと言って、
安心はできない。
だから、「役所の検査があるから大丈夫だ」と言う
業者は無知か、悪徳業者だと思った方がいいですね。
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