事例289(かぶり不足)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、車の走行距離が10万キロを超えました。
新車で購入し2年10ヶ月目。
月あたり3000KM
現場を移動しています。
■(1)今回の事例_________________
「かぶり不足」
________________________
◆写真解説
基礎立ち上がり鉄筋のかぶり不足。
目視でも外側に寄っている(型枠まで1CMくらい)
ことが良くわかる。
規定では4CM以上必要。
◆内容説明
最近、指摘が多いので載せました。
基礎屋さんは、この基準を知っているはずなのに
検査で指摘を受けなければ
そのままコンクリートを入れる予定でした。
あとから見えなくなる箇所、
ダメだとわかっていても
面倒だから直さないのでしょう。
かぶりの不足は
基礎の強度、耐久性に影響があります。
基準法にも明記されている事項でもあり
きちんと守って欲しいです。
◆対策
鉄筋探査機で調べると
かぶり厚はあとからでもわかります。
完成してから欠陥だと言われないために
検査でチェックするしか対策はありません。
==========================
■(2)編集後記
今日、躯体の構造検査に行った現場。
金物類が相当数、付いていませんでした。
昨日実施しているはずの
社内検査、瑕疵保証の検査は
何を検査したのでしょう。
先週、ある有名メーカーの現場に
基礎の鉄筋検査に来た瑕疵保証の検査員、
建物内に入ることなく
全体を眺めるだけで帰った。
先月も同じメーカー、同じ保証会社で同様の光景を見た。
パッと見て鉄筋が組んであれば
細かなことは気にしないようです。
瑕疵保証と現場検査があるからと
安心している消費者がいたら
完全に裏切る行為。
また、まじめに検査している瑕疵保証会社は
同じだと思われたら迷惑です。
ここに記載される会社を実名で公表できなくて残念です。
いい情報であれば問題ありませんが
マスコミも避ける内容であり、公表できません。
個別相談に来ていただくなど
私と直接会う機会があれば実名でいろいろ教えます。
実名を出して話すと
皆さんとても驚いてくれます。
このブログはまぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援、お願いします!
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai