事例290(鉄骨の雨漏り)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
理由はわかりませんが、
最近、検査が金曜に集中します。
今日も朝から4件、現場を見てきました。
■(1)今回の事例_________________
「鉄骨の雨漏り」
________________________
◆写真解説
鉄骨造、雨漏りによる
鉄骨のさびと下地の木の腐り。
木がこの状態では、下地の役割を果たせず、
壁が落ちた。
◆内容説明
壁内の雨漏り。
外壁に異変が起きて、内部を確かめたら
写真のような状況であった。
気が付くのが遅れた理由は、
内部で断熱材などが水を吸っていたから。
発見が遅れると
癌のように気づいたときには
致命的になっていることがある。
気密化する住宅が増えれば
このような現象も増えるかもしれません。
◆対策
外壁下地の防水工事をきちんとおこなう。
雨漏りは瑕疵保証の対象ですが
この部分の検査は保険会社ではおこなわない。
あとから見えなくなる部分、
職人任せにせずにきちんと検査しましょう。
==========================
■(2)編集後記
・コンクリートにヒビが入った。
・雨が漏った。
・部屋が湿気る。
など、いろいろな調査依頼がきます。
これらの原因のほとんどは
担当者の「無知」による設計、施工ミス。
依頼する側はプロに頼んでいるため
何でプロが無知なのか理解できないようです。
無知をなくすには経験が一番。
本などで得た知識は、忘れやすいから。
過去に雨漏りで痛い目にあった人は雨漏りに注意するように
その担当者の経験、知識によって失敗の確率はかわります。
もちろん私の仕事も経験が大事。
スポーツで強い相手と試合しないと強くならないように
簡単な仕事だけしていては向上はない。
かなり難しい内容の依頼、
相手が「質の悪い業者」の依頼が、最近多いですが
これも経験だと思い、選別することなく引き受けています。
このブログはまぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援、お願いします!
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai