事例308(床下、雨水侵入)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日、予定が5件。
 その処理に時間がかかり、まだ仕事中。
 
 明日も余裕がないため、今日は深夜の発送です。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「床下、雨水侵入」
 ________________________
 
 308

 

 
 ◆写真解説
 
 基礎の打ち継ぎ部から床下に雨水が浸入。
 
 基礎内に通気はあるが
 湿気がたまり、木が湿気る。
 
 
 ◆内容説明
 
 今年に入り、本例の相談を5件は受けた。
 
  よくある事例です。
 
 
 床下に水が溜まる例として、
 ・給排水菅からの漏れ
 ・雨水、地下水の浸入  がある。
 
 気になるのはやはり、躯体への影響。
 
 早期に気づいて対応すれば良いが、
 木材が吸って、木がカビる、釘などが錆びる
 
 などの症状が出ることがある。
 
 
 時々、結露だから仕方がないと逃げる業者がいるが
 通常、結露では写真ほどの水は溜まらないし、
 夏場で基礎表面が床下の気温より冷たくならないと
 結露は起きない。
 
 氷を入れたコップを見れば
 結露の原理がわかります。
 
 
 ◆対策
 
 定期的な点検が有効です。
 
 地下水の浸入は
 水位が高くなる夏場だけ、水が入ることがある。
 また、水漏れはいつおきるかわからない。
 年2回くらい床下点検口をあけることをお薦めします。
 
 
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■(2)編集後記
 
 
 「手抜き!骨抜き!5割抜き!!」
 
 岩山健一さんのブログの言葉に共感。
 http://ameblo.jp/jikenbo100/entry-10658621147.html

 
 特に、5割抜き・・・粗利率5割は
 現場でいくつか感じていましたし、
 私は大手ハウスメーカーに居たので
 このことは当然知っていました。
 
 また、検査業務を始めて、いろいろな現場を見るようになり
 さらに深く知ることができています。
 
 
 一概に比較はできませんが
 ある大手ハウスメーカーと
 安さで有名なタマホームを比べてみると
 
 
 基礎はタマホームの方が鉄筋量が多い。
 
 躯体、設備、サッシ、内部ドア、仕上げ材で差はない。
 
 職人単価だって大差ないはず。

 
 
 家を買う人が、高くても大手メーカーへ依頼する理由は
 大手の安心、ブランドを買っていると思う。
 
 現場管理の人件費などがタマホームよりかかることを
 納得していると思うが、
 
  そこも本当にいい加減な会社がある。
  
 そうなると、5割抜きが納得できなくなる。
 
 
 住宅メーカーのブランドは
 企業側がつくり、信じ込ませている部分がある。
 
 消費者が抱く「大手ハウスメーカー」のイメージは
 いい会社、良くない会社が一緒になってしまっている。
 
 
 一生に一度の買い物だけに、はずれをつかまないよう
 きちんと見極める事が大事です。
 
 
 
 
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