事例324(アンカーボルトの位置が悪い)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
ここ最近、毎日アマゾンから本が届く。
専門書やビジネス書など思いつきで
買ってしまっているからです。
仕事が忙しくても、合間の時間で本を読んでます。
業者へ指示する立場、
専門書を中心に、知識のインプットを大事にしています。
■(1)今回の事例_________________
「アンカーボルトの位置が悪い」
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◆写真解説
柱がくる位置にアンカーボルトがある。
これでは緊結が十分できない。
◆内容説明
写真の穴になっている部分は
柱の「ほぞ」※が入ります。
※「ほぞ」(木材を接合するための突起)
この部分にアンカーボルトがくると
座金が十分に効かないし、
柱の「ほぞ」を削ることになります。
最近の検査で、未だにアンカーボルトを
コンクリート打設後に入れている現場を見た。
フラット35の仕様書では、これは禁止されていますし、
品質確保を考えると、やるべきでない施工。
なぜ、現場監督が指導できないか
不思議です。
◆対策
図面上でのミスをなくすこと。
アンカーボルトを事前に設置し、位置を検査する。
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■(2)編集後記
断熱材がない!
大工が足らない!
現在、住宅バブルの現象が起きています。
そのけん引役は、パワービルダー※と呼ばれる業者と
ローコストメーカー。
※パワービルダー
大手のハウスメーカーが手掛けないような狭い土地に、
小型物件を圧倒的な低価格で積極的に供給する
現在、これらの仕事をする職人は、相当忙しい。
人手が足らないから、早く終わらせて、
次の現場へ入らないといけない状況になっている。
この状況で、仕事が雑になる傾向を感じています。
また、現場監督も忙しいので
能力オーバー状態の人を見かける。
これから年末、3月に向けて、
ますます忙しさが増すと思います。
せっかくお値打ちに購入したのに
欠陥だったと後悔しないようにしたい。
安心を買うなら、
アーネストワン、一建設、サンヨーハウジング名古屋
など、株式を公開している住宅専門会社の物件を買うと、
大きなミスがある確率は低い。
ここ最近の基準、法律の改定内容が難しく
きちんと細部まで理解できているのは
やはり企業規模が大きい会社です。
こんなことを言うと、個人的に大手を「ひいき」
しているように聞こえますね。
そんなことはありません、個別相談に来られた方には
買ってはいけない大手メーカーを、いくつか教えています。
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