事例321(コア抜きによる基礎の破損)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
1週間のうち、一番予定が入る金曜日。
今日は、急な変更などもあり
事務所にいる時間が長そうです。
溜まっている書類を片づけています。
■(1)今回の事例_________________
「コア抜きによる基礎の破損」
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◆写真解説
配管を通すため、あとから基礎に
穴を開けた際、基礎表面が破損した。
その後、そのまま放置され、補修もなし。
◆内容説明
写真はコンクリートに丸穴をあける
「コア抜き」という施工です。
道具の特性上、穴が貫通する最後は、
写真のようにコンクリートが破損してしまう。
コア抜きは、鉄筋を切る可能性が高いため、
本来、スリーブという筒を生コン打設前に入れておき、
あとから基礎に穴あけしないことが、一般的な施工。
配管が無計画な場合や
監督がスリーブ手配を忘れると、施工が必要になる。
補修済みであれば、検査で指摘はしません。
鉄筋の切断の確認は、
「鉄筋探査」を使えば確認可能です。
◆対策
品質の規定で「コア抜き禁止」を徹底し、
監督がもし忘れても、
基礎職人が気が付くようにする。
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■(2)編集後記
大小さまざまですが、住宅紛争の話が絶えません。
中には、必要以上に責任を取ってくれる
工務店の社長さんもいて、
尊敬でき、うれしく思えることがある反面、
ほとんどが、エゴむき出し、
その場しのぎのために、人間の汚さ丸出しで
何でもありの人もいる。
それにかかわると、私も攻撃の対象になる。
また、TVや新聞を見ても、
詐欺、いじめ、頼りない政治などのニュースにうんざり。
これらにいちいち怒りを感じていると、
きりがありません。
気持ちが落ち着く本を見つけました。
三輪明宏さんの新刊「花言葉 」 パルコ出版
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名言集・格言集で、
厚さのわりに文字は少ないため、
本が苦手な人でも読めると思います。
欲張らず「美しい生き方」をしたいですね。
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