事例291(基礎が乾かない)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は朝から四日市にいて
夕方、名古屋へ戻り、
事務所に帰ってきたのが21時。
昨日の仕事も片付いていなく、焦ります。
■(1)今回の事例_________________
「基礎が乾かない」
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◆写真解説
基礎の外周が地面の水を吸い上げ、
1年中濡れている。
見た目も悪いが、この影響で床下が湿気ている。
◆内容説明
建物周囲の地盤の水はけが悪く、
砕石の下に水がたまっている。
その水を基礎の仕上げモルタルが吸い上げ
写真のように濡れている。
意外かも知れないが
このような土地は多い。
住宅の地盤調査では
地下水のことまではわからないため
家が完成して、梅雨時などに地下水位があがり
はじめて現象に気が付く。
この水が基礎の打ち継ぎから中へ入るとか、
建物に影響がなくても
やはり見た目が悪いため、
何らかの対策が必要だと思う。
◆対策
基礎内部の高さをGLより低くしない。
周囲の水はけが悪い場合、
暗渠の設置など水を取る措置を計画する。
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■(2)編集後記
この前、業界紙を読んでいたら
こんな記事が載っていました。
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家を買うのは無理と思っていた若い夫婦。
冷やかしのつもりで住宅展示場を訪れ、
相談してみた。
結果、今は低金利。
買えそうなことがわかった。
実際計画すると、資金不足であったが、
親が400万円借してくれて
家を買うことができた。
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この話は本人たちにとって良かったのか?
私には無理して買って、
大丈夫かと思える。
無理して買った人ほど
何かあった時に家が重荷になる。
何もなければいいが
それだけは誰にもわからない。
余裕を残し、家は購入して欲しいと思います。
何かあった場合、
良かったのは不動産業者と銀行だけになる。
このような衝動買いが増えて日本が景気回復すれば
世間的にいいことですけど。
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