事例314(筋交いの金物がない)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、新しい事務イスが届きました。
ジロフレックスというメーカーの
真っ赤なイス。
前のイスは3年ほどしか使ってないのに
壊れてしまったため、
今回は慎重に商品を選びました。
姿勢改善に、良さそうなイスです。
■(1)今回の事例_________________
「筋交いの金物がない」
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◆写真解説
筋交い端部。
固定金物がなく、釘だけで固定されている。
違法であり、大地震時に筋交いが外れる可能性が大。
◆内容説明
昔の家は、釘だけで筋交いをとめていましたが、
阪神淡路大震災での被害を反映し、
平成12年、固定金物の取り付けが法律で定められました。
(公庫仕様書は昭和57年以降から記載あり)
最近、これを知らない
職人、業者はほとんどいません。
ただ、部分的に付け忘れたり、
間違った付け方をしているケースがあるので
注意は必要です。
◆対策
構造関係の検査を瑕疵保証などの会社へ
頼っているケースが多い。
まじめに全て見る会社と一部しか見ない会社があり
全て信用することは危険です。
全数検査をおこなう事が重要です。
ある大手メーカー、
重要な耐力壁部分は3重の全数検査をしています。
(個別相談ではこれらの実名をお教えしています)
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■(2)編集後記
円高などによる、景気の減速を感じます。
上場している住宅メーカーの四季報を見ると
「回復」という文字が見られるなど、
今後、多少良くなると思った矢先、
また元の状態に戻るのでしょうか。
現在でも、いつ倒産してもおかしくない業者が存在します。
何千万円という家を扱っているのに
数万円の支払いに苦しんでいる業者がいるのも事実。
富士ハウス事件の教訓を生かし
業者選択、支払い条件はより慎重になるべきですね。
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