事例294(構造壁 釘の不備)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
事務所は12日から16日まで夏休み。
私は検査、数件の対応と
溜まった書類作成があり
完全な休みは2日間くらいの予定。
■(1)今回の事例_________________
「構造壁 釘の不備」
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◆写真解説
耐力壁面材、釘ピッチが遠い。
本来@125mm のところ@200mm程度。
所定の耐力が確保できない。
◆内容説明
木造住宅で筋交いのかわりに使われる
構造用面材の釘打ち不備。
釘の本数が少ないと
当然、所定の耐力が出ない。
これは鉄筋コンクリートで鉄筋を抜かれるのと
かわらない行為。
この写真は、ある有名メーカーの現場で撮影したもの。
最近見ただけでも、この釘打ちの不備率は8割以上。
つまり8割以上が構造欠陥物件。
多くの人が何となく
このメーカーは危ないとわかっているのに
ここへ依頼し住んでいる人がたくさんいる。
自分だけは大丈夫という
気持ちが働くためでしょうか。
◆対策
火のないところに煙はたたない。
危ないと思いながらも
その会社へ依頼する場合は、
瑕疵保証検査をあてせず、
第三者検査を入れましょう。
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■(2)編集後記
「企業エゴ」 が
みえみえの会社が多い。
なのに、家を買う人は
嘘の広告や営業マンの口車にのって
それが見えない。
あとで手のひらを返され
「しまった」と思いたくなければ
買う時に、冷静になって判断しましょう。
エゴを見抜くことは結構、簡単です。
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