事例272(基礎内、雨水進入。束の腐り)

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■(1)今回の事例_________________

  「基礎内、雨水進入。束の腐り」
 ________________________
 
 272 

 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 基礎内へ雨水が入り、床束が腐った。
 中古住宅検査で床下全体を検査し発見。

 
 ◆内容説明
 
 水はけの悪い土地で
 基礎の打ち継ぎ部から内部へ雨が侵入。
 
 木の床束が水を吸い
 腐っていた。
 
 幸い、シロアリの被害はなかった。
 
 
 最近は鋼製やプラスチックの床束を
 使うので腐ることはない。
 
 ただし、床下が湿気るので
 雨水を内部に入れてはいけない。
 
 
 
 ◆対策
 
 基礎コンクリートの打ち継ぎ部から
 雨水が浸入するケースが多い。
 
 建物周囲の高さを設計以上に上げない。
 
 
 部分的な現象は、点検口付近だけ見ていたら
 気づかないこと。
 
 床下の点検は体が入れば、
 行ける所まで行くことが大事です。
 
 
 
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■(2)編集後記

 
 昭和56年以前築の木造住宅の耐震診断。
 愛知県は行政が全て費用を負担している。
 
 実際の診断は役所の職員が行くわけではなく、
 建築士会に丸投げされています。
 
 一見、問題はなさそうなシステム。
 
 
 しかし、一部の建築士が仕事を独占し
 これを主で食っている奴もいるようです。
 
 
 建築士にとって、診断以外に
 診断後、行政の補助金を受ける補強工事の
 計画、管理の依頼を受けると相当な費用になる。
 
 
 これらの報酬に取り決めがなく
 依頼する高齢者は言い値で契約をしているのが現状。
 
 仕事内容に対して、
 不当に高額な金銭を請求をされる
 ケースがあるようです。
 
 
 税金事業を食いものにしている一部の建築士。
 
 その対象者が高齢者ということで
 何らかの対策が必要かと思う。
 
 
 
 
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