事例298(リフォームで基礎破壊)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
体のケアをはじめるため、
ここ数日で、関連する本をたくさん読みました。
いつも読む分野ではないので
たくさんの気づきがあり
これからは読書の分野を
広げてみようと思います。
■(1)今回の事例_________________
「基礎の破壊」
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◆写真解説
基礎コンクリートの破壊。
配管を通すためにコンクリートをはつり、
鉄筋まで切ってしまった。
◆内容説明
リフォーム工事で基礎を破壊した。
コア抜きなどコンクリートの穴あけの道具は使わず
はつりで穴をあけ、補修もしない。
ずさんな工事です。
たぶん、職人さんも新築より
気を使って仕事しないのでしょう。
TVのリフォーム番組で
解体や工事中を見て何か家が弱くなっている
と思いながらも
仕上げのきれいさを見ると
そのことを忘れてしまいませんか?
古い家がきれいになることはうれしいですが
骨組が弱くなり、地震などで被害がでたら
お金をかけた意味がありません。
リフォーム工事こそ
厳しい検査が必要です。
◆対策
安易に業者を決めない。
現場監理(管理)を重視する。
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■(2)編集後記
昨日、ツイッターに
現場へ入る前に人を見る。とつぶやきました。
職人さん、監督さんを見れば
現場品質の予想ができ、
それがだいたい当たります。
嫌々やっているか
いい物を造ろうという気持ちでやっているかは
表情ですぐわかる。
昔ながらの職人気質の人がいれば
判断を間違えそうですが、
そのような場合は仕事を見れば判断できます。
工業化が進んだといっても
まだまだ、現場で造るほうが多い。
だから、現場の人たちの気持ちで
品質は変わります。
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