事例273(床下に地下水侵入)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週は毎日、検査が3~4件。
忙しい週になりそうです。
■(1)今回の事例_________________
「床下に地下水侵入」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
ベタ基礎の下から水が進入。
床下が湿気る原因になる。
◆内容説明
先回に続き、床下への地下水侵入。
今回はベタ基礎の内部、
立ち上がり下から水が湧き出ている。
原因はおそらく、
基礎施工時、地面に刺した鉄筋を
つたい、水が出てきている。
床下は換気されているが
水が溜まることで湿気やすい。
木部へのカビ発生などが懸念される。
◆対策
かなりのベテランでも
地下水を予見することは難しい。
傾斜地の場合は地下水を
疑ってみることが大事です。
本例のようになった場合は
止水処理するか、建物周辺で水を取るなどの
措置があります。
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■(2)編集後記
日本建築検査研究所の岩山健一さんが
フジテレビ「エチカの鏡」に出るというので
一昨日、自宅で見ました。
その中で紹介された「ユニクロ住宅」
・・安くて高品質。
その一番の秘訣は短い工期だそうです。
短い工期=突貫工事?
そう思いませんか?
私が今まで10件以上検査した
あるローコストメーカー。
ここは基本的に約2ヶ月の工期。
何も指示しなければ
冬でもコンクリートの養生期間は1日。
(基準は5日間)
雨でもコンクリートを打つ、躯体を組み立てる。
大工さんは1件の家に3名以上入り突貫工事状態。
こんな状況で高品質な家ができるのか?
普通に考えたら、できるわけがない。
「宣伝」に、騙されてはいけません。
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