事例288(壁断熱材の欠落)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
猛暑日が続く今週。
毎日、昼間は現場でした。
現場ごとに汗をかくため
汗が乾きやすいシャツを着て検査しています。
その服装を見て
「今日はお休みですか」と時々言われます。
■(1)今回の事例_________________
「壁断熱材の欠落」
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◆写真解説
1ヶ所だけ柱間で断熱材が抜けている。
赤外線カメラ撮影で判明。
(他の壁に比べて明らかに色が違う)
◆内容説明
現場で柱間ごとに入れる
グラスウールなどの断熱材を
うっかりなのか、
材料が不足していたのか
大工さんが、入れ忘れて仕上げてしまった。
「断熱材を検査します」と予告してあると
大工さんは丁寧に施工します。
検査がないと、
あとから見えないと思うのか
いい加減になるようです。
◆対策
エコポイントや省エネ等級など
断熱材に関心が高まっています。
完成してから不備がわかると
是正が大変です。
隠れる前にきちんと検査しましょう。
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■(2)編集後記
検査現場で今月会社を辞めるという
現場監督さんがいた。
辞める理由を聞くと
意外な答えがかえってきた。
「会社はお客様が大事だと言いながら
中身が違いすぎることに嫌気が差した」
転職先を決めず、自分の安定を捨てての決断。
なかなかできることではありません。
この会社はかなり有名な会社。
多くの人が今も家を建てています。
最近のドラッガーブームなど
ITバブルのころと考え方の変化を感じます。
利益のためなら何でもありの企業は
今後、支持されなくなるかもしれませんね。
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