事例252(アンカーボルト付近のはつり)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日伺った現場。
外部で違法工事を発見。
私は今日、1回限りの検査。
今まで誰も気が付かないのは不思議です。
やはり、気にしないと見えないんでしょう。
■(1)今回の事例_________________
「アンカーボルト付近のはつり」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
玄関ドア枠を入れるため、
アンカーボルト付近のコンクリートを削り取った。
引き抜き力などに影響が出る。
◆内容説明
基礎と躯体を緊結する「アンカーボルト」
引抜き力はコンクリートの付着力や
埋込み深さに比例する。
写真の現場がどのくらい
耐力の余裕をみてあるか不明ですが、
削り取った分だけ弱くなっていることは確実。
◆対策
基礎図面と躯体図面を照合すれば
防げるミス。
面倒な作業ですが、おこなうべきです。
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■(2)編集後記
広告は「嘘」をつく。
ある方から聞いた言葉を
最近、思い出すきっかけになったこと、
それは、
「ラジオショッピング」です。
商品は日替わりなのに
説明は似たパターン。
「自分が試して・・」というのもありますが
ほとんどは、友達が試して○○とか・・
本当か?と思える2次情報が多い。
毎日聞いていると、どれだけ商品が良くても
「うさん臭く」聞こえます。
住宅の広告でも「嘘だな」と思うものが
たくさんあります。
欲求が強いと
得する情報などに引っかかりやすく、
冷静に判断する習慣を付けたいです。