事例286(筋交い金物の釘が違う)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
歯の治療中で
今、前歯に特殊なものが被さっているため
とっても話しにくいです。
あと、2週間くらいの我慢。
■(1)今回の事例_________________
「筋交い金物の釘が違う」
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◆写真解説
筋交いを固定する金物。
指定と違う普通の釘が使われている。
これでは役割を果たさない。
◆内容説明
大地震時に筋交いが外れないように
筋交いを固定する法律で決められた金物で、
釘やビスの種類も指定されています。
金物だけ在庫品なのか
釘は現場にある「普通の釘」が打ってある。
径も頭も小さく
指定のビスよりかなり耐力的に弱い。
また、すでに錆びも出ている。
◆対策
この筋かい金物は法改正から10年経過し、
かなり認知されている。
取り付け自体の間違いは少ないが
在庫品などを持ってくると種類が混ざり、
ビスが他の認定品のものと混ざることがある。
ビスを全数検査することが大事。
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■(2)編集後記
「どこの業者でもやっている」
これは私に、重大な瑕疵を指摘された
現場監督の開きなおりの言葉。
スピード違反で
運悪く自分だけ捕まったときの言い訳に似ています。
スピード違反はカメラに撮られない限り
あとから証拠が残りませんが
家は解体するまでは存在します。
「欠陥住宅みんなで造れば怖くない」
は間違いです。
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