事例292(勝手な廃材利用)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日も暑そう。
これから現場4件、検査に行ってきます。
■(1)今回の事例_________________
「勝手な廃材利用」
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◆写真解説
切り欠きされた廃材が
屋根裏の梁に使われている。
◆内容説明
断面欠損のある材料を使われた。
写真は2階の梁。
屋根荷重はかかっていないが
梁下部などに切り欠きがあれば、
ないものよりも弱くなる。
この家はわざと古い材料を
再使用したケースではない。
コストダウンのための勝手な使用なら
悪質です。
◆対策
よくある例ではありません。
工事中、現場にあまり行かないと
このような例に気づかない可能性もあります。
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■(2)編集後記
先回、家を購入したあと、
何かあったらということを書いた。
その翌日、何かあってしまった人からメールを頂いた。
詳しく書けないが、購入時には予測できないことが起きてしまい、
転居を検討している。
転居する場合、賃貸であれば引越すだけで済み
損害は多額にはならないが、
持ち家だと簡単ではない。
欠陥住宅をつかむ以外にも、
自分で予想できないことが起きる可能性はある。
例えば
・離婚(確率は10組中3~4組)
・近隣とのトラブル。
・長期の転勤。
・ローンが払えない。
・シックハウスの発症。 など
私は7年前に土地を買い、家を建てています。
賃貸の方が気が楽だと、今は思います。
しかし、ぎりぎりのコストダウンで建てられた
賃貸物件は、なかなかいいものがない。
賃貸と持ち家、
質の格差がある限りどちらがいいとは
一概には言えません。
予想できないリスクに備えることは難しいが
ある程度のゆとりを持って買うのと、ぎりぎりで買うのでは
何かあったときの対処に差が出ます。
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