事例316(梁の固定不良)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週木曜発売の「週刊文春」に注目!
多くの方がおかしいと思っている
あの住宅番組の記事が載る。
人気長寿番組もこれで終わりか?
記事の反響によってはありうるかも。
発売日が楽しみです。
■(1)今回の事例_________________
「梁の固定不良」
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◆写真解説
梁端部の緊結不良。
柱を切り欠いて梁を受けているが、
半分しか載ってない。
また、金物による固定もなく、
大地震時には外れてしまうだろう。
◆内容説明
完成済みの検査で見つけた事例。
見るからに不安定な状態。
金物で固定されていないため、
ただ、置いてある状態。
梁などの構造材の端部は
金物などで「緊結」しないとダメです。
業者は、力がかからない梁で
問題ないと言い訳しましたが、
それは上からの荷重がかからないことで
水平力は受ける。
◆対策
行き当たりばったりな計画が
今回の例を招いたと思う。
図面をきちんとチェックすればミスは減ります。
また、あとからでも
金物付けや補強ができるので、
ミスを見つける検査が重要です。
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■(2)編集後記
先週末、築13年ほどの建物の外壁を点検しました。
この建物は鉄筋コンクリート造で
一見するときれいな建物。
それでも足場に上り、近くから見ると、
屋根を中心に外壁など、かなりの劣化箇所を発見。
現在、長期優良住宅、200年住宅などがありますが
特に紫外線や雨が当たる箇所では
30年、50年もそのままでいいと
いうことはありません。
建物を長持ちさせるには
点検、補修が大事だと改めて実感しました。
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