事例323(床下断熱材のたれ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は移動が多く、今から
「刈谷市」→「半田市」→「恵那市(岐阜)」
このうち1件は、大変な予感がする検査です。
■(1)今回の事例_________________
「床下断熱材のたれ」
________________________
◆写真解説
床下断熱材のたれ。
挟んであるだけの固定であったため、
振動などで落ちた。
◆内容説明
これは、プロでなくても気が付く事例です。
床下断熱材の下に、受けを入れずに、
木(大引き、根太)の間に挟んであるだけの施工。
かなりきつく挟み込めばよいが
短くカットし過ぎたなどが原因で、弱く挟み込むと、
振動や挟んである木の乾燥収縮で
本例のように落ちることがある。
こうなると、床下断熱材がない状態になる。
◆対策
断熱材の受けをきちんと施工すれば
このような落下は防げます。
==========================
■(2)編集後記
柳田稔法相の発言が問題になっています。
「個別の事案については答えを差し控える」
「法と証拠に基づいて適切にやっている」
これを聞いて、
私が現場監督へ指摘したことに対する、
メーカー本部からの回答を思い出しました。
特に、法、基準のグレーゾーンに対しては
「個々の現場については、答えを差し控えます」
「基準に基づいて適切に施工指導をしている」など
お決まりの回答が来ます。
メーカー本体と販売、施工が別会社の場合、
責任を転嫁し合うので、本当にやり辛いです。
ニュースになったことで
この手の「逃げ発言」が流行らないことを期待したいですね。
このブログは、まぐまぐのメルマガでも読めます。
登録はこちらから
→http://archive.mag2.com/0000238034/index.html
住宅業界の内情を広く知っていただくため
人気ブログランキングに参加しています。
ポチっと応援、お願いします!
長井のツイッター
http://twitter.com/ryojinagai