事例242(シロアリ発見)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
事務所のBGMはFMが多いです。
仕事していると音楽や話は耳に入りませんが
ないと静かすぎて落ち着きません。
■(1)今回の事例_________________
「シロアリ発見」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
中古住宅購入前検査、
床下でシロアリ発見。
木の内部を食っているため
よく見ないとわからない。
◆内容説明
中古住宅を業者が買い取り
きれいに改装して売りに出していた物件。
業者は「シロアリはいなかった」と説明していたが
検査の結果、床下でシロアリを発見。
シロアリ被害がひどい箇所だけは
木材の交換をしたあともあり
わかっていながら隠蔽した事が発覚。
表面だけを見て購入判断することは危険です。
◆対策
年数が新しい中古住宅でも
床下などを点検してから買うことが大事。
できたら家全体をきちんと調べましょう。
==========================
■(2)編集後記
トヨタのプリウス問題対応で
マスコミ、世間の批判は非常に厳しいと感じます。
こう思うのは、自分が住宅業界にいるためでしょう。
住宅も人の命にかかわるものなのに、この業界は
「隠蔽、偽装、手抜き」が
一部では当たり前に行われています。
「顧客の視点欠如」 なんて
契約後は当たり前。
今週私がかかわったことだけでも
自らの利益を守るために
重大瑕疵をそのまま「無かったこと」にしようとする
業者、建築士。
施主が現場に不安を感じているにもかかわらず
第三者検査を拒否する大手ハウスメーカー。
数多くの瑕疵があるのに
指摘なしと判断した「民間確認検査機関」
本当にあきれるばかり
自動車と住宅の違いって何なんでしょうか?
今、事実に基づき
建築士や施工業者の悪行を記録に残す動きがあります。
名前がブラックリストに載ってから焦らないように
「顧客の視点」で品質向上に取り組んで欲しいですね。