事例253(基礎が低い)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
3月で年度末、
毎日、昼間は検査。
夜は書類に追われています。
今日もあちこち移動し、検査。
ようやく事務所で一息ついています。
■(1)今回の事例_________________
「基礎が低い」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
木造住宅、基礎の高さが低い。
地上部分の高さ、
建築基準法で30CM以上、
フラット35の仕様では40CM以上必要。
◆内容説明
高床式住居ほど高くしませんが、
木造住宅は基礎を高くすることで
1階床付近を湿気などから守る。
高さ30CM以上は
平成12年の告示1347号で定められた。
ただ、30CMでは床下を点検するには低い。
できればフラット35の仕様、40CMは最低確保したい。
◆対策
最近だけでも、2件、高さ30CMを切る現場を見た。
基準を知らない建築士もいるし、
確認申請で見落としているケースもある。
また、図面上で確保しても
外構工事で建物周囲の土を
高くしてしまうケースもある。
施工者側で基礎に関する基準法を
おさえておく必要がある。
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■(2)編集後記
最近のうれしい出来事。
大きな「もめ事」が一つ解決。
そして、
かかわっていた裁判が一つ終わった。
結果はどうであれ
終わったことで「ほっと」できます。
でも、まだたくさんの「もめ事」に
かかわっています。
それは、全て覚えていれないくらいの数。
どんな争いでも「起きない」ほうが良い。
事が起きてからでは遅いです。
不動産は石橋を叩いて
(用心の上にも用心する)
買うくらいがちょうど良いと思います。