事例268(屋根裏のきのこ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は現場4件。
ブログ発行がこんな時間になりました。
金曜の夜なのに・・・・
(明日も仕事ですから関係ないですね)
■(1)今回の事例__________________
「屋根裏のきのこ」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
白い部分は屋根裏にできた「きのこ」。
屋根裏の換気が悪いため、
雨漏りが原因で発生した。
◆内容説明
きのこ・・・菌類の作る大きな子実体
屋根裏部分、通気の計画はあるが
断熱材でふさがれていた。
そのために密閉状態に。
そこへ屋根から雨漏りしたため
きのこが生えた。
高断熱、高気密住宅は
雨漏りに気が付かないケースがある。
◆対策
雨漏り対策はもちろんですが、
小屋裏換気が必要な場合は、
換気口を断熱材などで塞がないこと。
定期点検することも必要です。
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■(2)編集後記
広告やカタログの嘘。
今週検査した物件。
図面に「耐震等級3」と表示がしてあった。
耐震等級とは品確法の建物の性能表示項目の一つ
簡単に説明をすると、最高ランクの等級3は、
建築基準法の耐震性能の1.5倍の性能を有するもの。
設計時に計画をして
性能表示の認定を受けることが基本ですが
手間や費用がかかるため、
認定を受けず、任意で表示することもある。
認定を受けないと地震保険の割引は
もちろんなし。
今回は任意のケースであるが
これについて、根拠を全く示していない。
勝手に書くだけなら誰でもできる。
耐震性にかかわることで
耐震等級計算をおこない、
間違いないことを確認したあとに
表示すべきである。
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