事例280(屋根裏の通気ふさぎ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週は昼も夜も予定がびっしり。
日本、デンマーク戦を見ることを
早くからあきらめました。
朝のテレビで結果を知りましたが
ライブで見たら興奮したでしょうね。
■(1)今回の事例_________________
「屋根裏の通気ふさぎ」
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◆写真解説
屋根裏換気の外気侵入口が
断熱材でふさがれている。
換気が不十分となり
空気がこもってしまう。
◆内容説明
屋根裏の換気が悪いと
夏場はより高温多湿になる。
冬場は室内から上がってきた空気がこもる。
(気密住宅でない場合)
中古住宅の検査で、
屋根裏の換気が悪く、
雨漏りが原因できのこが生えている現場を
見たことがあります。
設計で換気を計画しても
量が不十分であったり、
写真のように換気を塞いでいてはダメです。
軒先近くの断熱材の収まりに注意が必要です。
◆対策
石膏ボードを張ってしまうと
断熱材は見えなくなります。
断熱材の検査は、必ず行いましょう。
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■(2)編集後記
一昨日行った現場。
隠蔽を発見。
今日、検査に行った現場。
赤外線サーモグラフィー撮影した結果、
天井や壁の断熱材が数ヶ所入っていないことを発見。
大工さんが仕事の完成しか求めていない典型的な例です。
職人の心意気は
昨日より、今日さらにいいものをつくろうとする。
そうであって欲しいのですが、
画一化された住宅、低単価の現場ばかりやっていると
その心意気はなくなってしまうんでしょう。
今後、ますます住宅の仕事が減る状況で、
いい心意気の職人さんはどこでも重宝されるはずです。
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