事例230(排水菅 接合不備)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今年もあと1週間・・
なのにやることたくさん。
片付ける順番で悩んでいます。
■(1)今回の事例_________________
・「排水菅 接合不備」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
排水菅接合部。
継ぎ手部材を使わず、菅を熱で溶かして接合。
水漏れの恐れあり。
◆内容説明
この例は久しぶりに見ました。
設備工事の詳しい規定は公庫仕様書にも記載されています。
当然、本例は基準とは違うやり方です。
水漏れしなければ
「結果」 いいのかもしれませんが
将来的に不安があります。
わざわざ手間のかかるやり方を選んだ理由は
継ぎ手部材がなかったためでしょうか?
◆対策
いい加減な給排水工事は
入居後トラブルの「もと」
構造と違って軽視しがちですが
設備工事の管理、検査は重要です。
==========================
■(2)編集後記
今月は基礎の検査が多く、
住宅着工数の回復を感じましたが
来月以降も続くかは わかりません。
こんな不況の中、今年調子が良かったのはデフレを象徴し
「ローコスト系住宅」ではないでしょうか。
「安さ」が支持されるのは住宅業界だけではないですね。
しかし、安ければ何でもいいと言うわけではないようです。
今、安くても売れるプラス要因は
「品質」や「新しさ」
住宅で言えばこれにプラス「エコ」かもしれません。
ローコスト系住宅は
最近全体に品質がよくなっています。
ユニクロ、ニトリなどが流行り
ブランド化する時代。
来年もローコスト系住宅がシェアを拡大するかもしれませんね。