事例141(基礎一体化不良)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日は暖かく
中央自動車道 岐阜と愛知の県境「内津峠PA」で
昼食を取った際、外で食べることができました。
■(1)今回の事例_________________
・「基礎一体化不良」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
ベタ基礎立ち上がり下部全般に発生している
ジャンカ(空隙)
打ち継ぎ部の一体化ができていない現象です。
◆内容説明
ベタ基礎は通常ベース部と立ち上がり部
2回に分けてコンクリートを打設します。
1回打ちに比べ寸法精度の確保などが
しやすいですが打ち継ぎ部が出るため
その部分の一体化が重要です。
立ち上がり下部の下かどは
・締め固めがやりにくい
・型枠の隙間からセメントペーストが漏れる
など今回のようなジャンカが起こりやすい。
先回の事例同様、打ち継ぎ不良で
耐力、耐久性低下の影響が懸念される。
◆対策
この部分の十分な締め固め
型枠の隙間ができないように
ベースコンクリートの凸凹をなくすことなど。
あとは、しっかりコンクリートが一体化するように
打ち継ぎ部の清掃、打設前の散水も重要。